解けない魔法が解けた話

本当に隠す気のないタイトルになってしまった。

魔法が解けたというよりは物理的に解かされたというか。そんな感じ。
これからわたしにとっての観劇シーズンで10月から1月までノンストップ遠征の予定でした。
まあチケットご用意されたらって感じではあったけど。8月から毎月遠征だったけど。
12月のライブはもう全通するぞって思って先行申込みつきのCD詰んだし、どうにかして休みをもぎ取ろうとして。9公演くらいならいけると思った。去年は全6公演中4公演いったし。
けれどもなんだか、最近このブログ始めた原因のようにお金のことで諸々あって。会員先行申込みしなきゃしなきゃと思いつつ後回しにしてて。今週はずっと仕事忙しくてなんなら週末結婚式参加してそれに関しても色々あって。
ふと今日、申込みしなきゃとページひらいたらもう終わってた。１ヶ月あったのに。忘れてた。一昨日、もうきっかり終わってた。

もうそれで、気力がなくなりました。
遠征、しばらくやめようと思う。

それだけが原因じゃないけど、決意するきっかけにはなった。11月のミュージカルも実は友人協力分でチケットご用意されて行けたんだけどもう気力がない。
アニメイベントあわせで奇跡的にとれたんだけど。だめだ、もう。
12月のライブ、行きたかった。本当に本当に行きたかった。最推しは出ないけど、もう動く彼をみることはできないとわかっていたけど、それでも行きたかった。彼の存在を匂わすセリフが他の人の口から出ることを期待して。最推しは出ないけど二推しは出るし、なんなら出ない人の方が少ないんだから十分見る価値はあった。すべてを見たかった。日替わりとか、細かな仕草とか絡みとか。一分一秒を見逃したくなかった。
でも、だめだ。行けない。もうその気力もお金も残っていない。最後の何が折れてしまった。

気力が段々なくなってきた原因に、お金もそうだけどそれ以外のことがあって。
まず、アニメの方が最終回だった。盛大な解釈違い。このアニメにも本当にいくらかけてるのか把握してない。メディアミクスのひとつだからすべてが同じってわけでもないんだけど、それはわかってたんだけど。
なんというか、なんで意味もなくこんなに苦しい思いをさせられなきゃならなかったの？まったくスッキリしない。元々の関係性もグッチャグチャ。受けるとわかってるところは絡ませるけどそうじゃないところはまったく。既存の関係性じゃない新しい関係性を、って感じなのかもしれないけど美味しいところはそのままだったよね？なんなの。
わたしの最推しは最推しらしくなかった。関係性がどうとかじゃなく、わたしにとって彼を構築するのに大切にしていた要素がすべて消された。納得がいかない。
嗚咽をあげながら本当に何も言えない気持ちになった。それでもわたしはあの表情のひとつひとつを見逃したくないから、グッズもDVDも買い続けると思う。馬鹿みたいと思うけど。

そして、もうひとつ。友人の結婚式。
式はすごくよかった。泣いた。新郎新婦に心配されるくらい。ヘアメイクしてもらったサロンで高い金払ってよかった。まあ、勝手に割引適用されてなくてさらに高かったんだけど。それについて店になにか言う気力ももうない。
でも、式って参加するだけですごいお金なくなる。五万くらい卸していったけどもうほとんどない。それとは別に結婚祝いもあげるらしいから、さらにプラス。
今月の給料なくなりそう。見越して貯めておくべきだしそう考えてたはずなんだけど、ダメだった。
ついでに言うとさらに別の友人がデキ婚したのでそっちにもお金がかかる。お祝いってお金がかかる。
これからこんなこと続くんだよなって思ったら無理だな？って思えてきた。

参加して泣いたって書いたけど。実は、感動して泣いたとかではなくて。
ひたすらに両親に謝っていた。お父さんお母さんごめんなさい。このような姿を見せられなくてごめんなさい。って。
多分わたしは結婚できない。無駄遣いもそうだけど他人と暮らしていく能力に欠けている。一人暮らしをはじめて10年近くになるから、もう他人とは暮らせないと思う。それに子供もほしくないし。産めないし。
まあそれを言ったらなんで彼氏ほしいの？って言われたけど。別に要らない。あの部屋ごとわたしを受け入れろって無理があるだろ。
だけど本当に両親に、祖父母に、申し訳なかった。あそこに座らせることができない。無理だ。
もし奇跡的に結婚できたとしても、ドレスもなにも着たくない。なにを言われるかはわかっている。
そして、泣きながら人生について考えていた。推しは別にわたしの人生を支えてはくれない。彩りをくれるし、そのおかげで生きているけど、責任をとってはくれないし実際にわたしと暮らしてくれることはない。
今のままで、いいのか？そう思っていた。

結婚式、最終回と詰んだところで、今日、先行申込みが終了していた。
もうわたしの気力は本当になくなってしまった。
友人にも連絡つけたので、チケットに関して相談しよう。本当に申し訳ない。

職場の昼休みも終わる。
午後も頑張ってみよう。